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風が吹いたらレースは「インVSカド」の構図に。モーターは「82」「75」がダブルエース!

イン有利なデータだが、夏場はインが苦戦

一昨年のオーシャンカップこそ松井繁がインから圧倒したが、4年前のオーシャンカップでは田村隆信が、3年前のMB記念では菊地孝平が、共に「捲り」で制した若松のナイターSG。「枠なり進入→イン逃げ決着→低配当」のパターンに飽き飽きしている穴党ファンにとっては、インが絶対ではない若松での開催となる今回のモーターボート記念は、思う存分楽しめる大会になるはずだ。

とは言うものの、最近6ヵ月間のデータでは、インの1着率が37%もあり、逆にイン天国ムード。では、このデータの信憑性を少しずつ崩していくとしよう。

まず、今年5月に新ボートに衣替えしている点だ。新ボートは乗りづらいという副作用はあるが、逆に水を吸っていない分、スローからの握り込み、行き足関係が上昇する。つまりボートが替わってから、だいたい2ヵ月程度はインコースの勝率が上がる。データの幅を1年間に広げれば1着率は34%程度に落ちる。

さらに、気温が下がる冬場も、回転の上がりがスムーズになるため、同じように行き足関係が良くなる傾向にありインは強くなる。実際、地区選手権が行われた今年2月に限ってはインの1着率は38%台まで上昇している。

では、夏場はどうか。ナイターとは言え、夜になってもほとんど気温が下がらない7月から8月に限定すれば、インの1着率は27%まで落ち込む。レース形態は一変し、イン逃げは1日にせいぜい3〜4本といったところだ。一般戦に比べSGレースではスタートが揃いやすくなる点を考慮しても、6月に行われた芦屋のグラチャンのようにイン逃げ連発、ということにはならないだろう。

一般戦で減少傾向の「セット舟券」がMB記念で復活
若松競艇
イン逃げ連発にはならない若松水面

若松の場合、シリーズを通して風向きが同じということはほとんどない。風の強さもバラバラ。緩やかな追い風の翌日に、強い向かい風が吹くということも日常茶飯事。この「風」がレース形態を左右する。まず風速が7〜8mを超えるようなら、風向きにかかわらずインは苦戦する。4〜5m前後の向かい風ならカマシ有利。さらにこのコンディションの時にはカドが捲って、隣が差すという、いわゆる「セット舟券」が誕生しやすい。

最近、若松の一般戦でこのセット舟券は以前ほど決まっていない。一般戦の場合は選手の力量差が激しく、番組編成上「インVSカド」という図式が成り立たないとセット舟券での決着にはなりづらい。選手の実力が拮抗しているSGでは、誰がインでも、誰がカドでも「インVSカド」の構図になる。風向き、風速を念頭に、舟券は柔軟な組み立てが必要だ。

エース級は「82」「75」。「76」「80」も上位

モーターは昨年のクリスマスナイターから使用。約半年が経過して相場も固まってきた。エース級は「82」と「75」。「82」は優勝こそないが、初降ろしからずっと好調を持続。出足、行き足、伸びとバランスが取れて上位に仕上がる。「75」も地元のルーキー・水摩敦にデビュー初優勝をプレゼントした超抜機で、優出8回(7月末現在)は全モーターでナンバーワンだ。2連率トップの「76」や正月レースで瓜生正義が優勝した「80」もパワーがあり中心的な存在だ。

ほかでは伸び型の「81」、「62」、「67」、「25」。出足型の「19」、「38」、「39」が注目モーターだ。

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